2011年01月17日

僕を探しに(絵本)


僕を探しに


この絵本の存在は私が28歳のとき知りました。 
パリから日本へ戻る空港で、前に並んでいたのが、 
ハンガリーの音楽院で教授をしている日本人のチェリスト木内哲也さんでした。 
日本人初の教授。
 その彼が大好きな絵本なんだよと教えてくれたのが、この絵本でした。 私もとっても好きな本になりました。 
現在は日本でコンサート活動や大学で教えていらっしゃるそうです。
この絵本は男性が好きな割合がとても高いんだそうです。 
この続編が、「ビッグ・オーとの出会い」 

「僕を探しに」は、自分のかけらを探す旅 
足りない場所に、ぴったりはまるかけらが、きっとどこかにあると
思い、歌いながら探しに行きます。
でも、、、ぴったりのかけらを見つけたら......

「ビッグ・オーとの出会い」は、その反対で、かけらくんの話。 
〜かけらはひとりで坐っていた 誰かがやってきてどこかへ連れていってくれないかと待ちながら〜

2冊とも、好きです。


人は、自分に何かが欠けていると、いつもそれを外に 
求めて探してしまいます。 
そこにあると気づけば幸せな毎日が。 


__________ 
僕を探して(抜粋)


何かが足りない 
それでぼくは楽しくない 

足りないかけらを 
探しに行く 

ころがりながら 
ぼくは歌う 
「ぼくはかけらを探してる 
足りないかけらを探してる 
ラッタッタ さあ行くぞ 
足りないかけらを探しにね」 

かんかん照りあれば 
涼しい雨も降る 
雪でこごえたかと思えば 
またぽかぽかのお日和 

なにしろぼくの体はかけていて 
あんまり速くはころがれない 
それで立ち止っては 
みみずとお話する 

この花はいい香り 
かぶとむしを追いこしたり 
かぶとむしに 
追いこされたり 

こんな愉快なことはない 
どんどん進む 
海を渡り 
「ぼくはかけらを探してる 
野越え海越え 
ランランラン ロンロンロン 
ぼくのかけらを探してる」 

沼もやぶもものともせず 
山に登って 
またくだり 

とうとうある日のこと 
「ぼくのかけらを見つけたぞ 
ぼくのかけらを見つけだぞ 
ランランラン ロンロンロン 
ぼくのかけらを……」 

(ここから一部抜いています)


ぼくはがっかりしていった 
「そう じゃましてごめん」 
それでまたころがっていく 

(ここから一部抜いています)


あれ? 
まるくなったと思ったら 
今度はちっとも歌えない 

「なるほど 
つまりそういうわけだったのか」 

それでぼくはころがるのをやめて 
かけらをそっとおろし 
一人ゆっくりころがっていく 
ころがりながらそっと歌う 

「ぼくはかけらを探してる 
足りないかけらを探してる 
ラッタッタ さあ行くぞ 
足りないかけらを探しにね」



〜僕を探しに〜
 http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=637

〜ビッグ・オーとの出会い〜
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=6182

 

mikiviolin at 00:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote