2009年08月29日

日本の文化

いつか着物が着られる女性になりたい。
そう思ってきました。着る機会はないですが、日本が誇る伝統の衣服だもの。
いつか。
茶道しかり日本舞踊しかり蒔絵や浮世絵、すばらしい文化芸能がたくさんあります。
あるアーティストが、
「日本人って日本のもの聴くの好きじゃないんだよね」
と、つぶやいたとき、よくわかるなぁその感じ、と思いました。洋もの好きな島国の黒髪族。
ルックスも、音楽の内容や歌い方も外国人になりたそうなひとはたくさん。
それは多様化されたファッションの1つでもあって、それぞれ選ぶものも好きずきでいいと思います。
金髪は色白で似合うひとは本当に似合うし、私がやったらへんなひとになりそうだしね。

日本人は同じ肌の色で同じ髪の色だからルーツに意識がいかない。人種として血のつながりにおいてのアイデンティティを意識しない。だからこそ平気で外国人に憧れたり、そんなふうになりたかったり素直に受け入れられるんじゃないかなって感じています。
その素直さも日本人が世界に誇る1つだと思うのです。
真似がうまい、模倣がうまく観察眼にすぐれ器用であること。
外国人と付き合うと、母方は何系で祖母はどこの国からとか、そういったルーツを必ず話します。
陸地は隣国とつながり、そこに意識せざるを得ない状況があるからです。
日本人も黒人も世界では今だって実はすごく差別されたりする場所や場面はあるけれど、日本に住んで人種の摩擦のないのんびり平和ななかにいるとそんな気がしないと思います。
日本人であることにこだわらなくていられる。


そんななかで日本の文化で生きている女性と食事してきました。現代的な美しさのスラッとしたおしゃれな女性。日本文化の継承をずっとしていくのが自分の当たり前の使命と言う彼女。
日本語もまともに話せないのに英語をならいに行く人の話をしていましたが、言語というのは母国語のようにしか別の言語もならないんです。同じ感覚ですから。使う人が同じなら。

そんな話もしながら、日本文化継承をしていくすてきなひとがいることが、とても嬉しかった。
出逢えて感謝しています。
私は洋楽から入ったけれど、日本人に生まれたことを誇りに感じて弾いていくつもりです。
なにか表現でわかるものができたらいいけれど、それは今はわかりません。
私の父方の祖先は明治時代には水戸で神主でした。私にもその血は流れているでしょう。
国際的であるということは、どれくらい日本人であるかといいことに他ならない、そう思っています。それに気づかせてくれたのは外国人の友達たちでした。


彼女の活動内容は下のサイトで観てくださいね。どこかの街で訪れた公演会場で彼女の踊りをご覧になったことがあるかもしれません。

政治家にも日本人であることを今こそ意識して欲しいと願うばかりです。



〜紹介〜
民文連
http://www.minbunren.gr.jp/


mikiviolin at 22:52│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Diary | アーティスト紹介

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