2011年04月
2011年04月22日
2011年04月13日
もう一度夜を止めてBy崎谷健次郎

友人から届いた京都の桜@背割堤
桜も散り始めてきましたね。
私は3/7が誕生日で、今年は雪でした。
生まれた日が大雪だったそうで、私には今年の雪がまるで自分が
また新しく生まれたような、不思議にそんな新鮮な気持ちになったのです。これから始まるんだ、って。
いつもと違う気持ちでした。
そのあとに来た3/11の地震。
地震の前に、生まれて初めての目眩になりました。
世界がくるくるまわっていて、初めてでどこかおかしいなと思ったのです。
磁場が乱れているのを感じる人が目眩を起こすことがあるそうです。動物達は感じる訳だから、もしかしたらそうだったのかもしれません。
それでも春は訪れ桜は咲き散って行きます。

3/11停電で暗闇の街に輝く月
3月の終わりに、何とは無しに崎谷健次郎さんの、この曲を
youtubeで聴きました。
ああ、そのとき。
聴くうちに、とめどなく涙が流れたのです。
疲れた心を洗い流すかのように、被災地のことその他に、何もできない無力な自分の痛い心の隙間を埋めるかのように、この曲が染みました。
停電で暗い中に輝く綺麗な月や星をみるたびに、それがどんなに美しくても、心からの開放感を味わえない日々は3/11から続いていました。
とても染みました。
「もう一度夜を止めて」1987年
です。
崎谷さんの曲の中で、他に好きな曲があり、この曲を特別に好きということではなかったんです。
自分の中に、この曲はいつも引っかかりとして存在していて、それが何かを時々思っていた曲でした。
その自分の疑問が、氷が溶けるかのように感覚の中で解けました。
崎谷さんのこの曲、崎谷さんの声。
その全てが私をほっとさせて安心させ、涙となり、心に幸せを感じました。
今、崎谷さんのブログを読みました。
そこに、こうありました。
『無理して普通らしくすることで
想像できぬほど、
心に負荷がかかっているかも知れません。
そういう時は、
がんばらないで吐き出してみよう』
音楽は人から出るものです。どこかにその人が在る。
崎谷さんの、そうした様々な心が曲や声になって、そこにあるんだと、こんなに揺さぶられた日はありませんでした。
崎谷さんと、その曲にありがとう。
音楽という存在に話しかける気持ちで、ありがとうございます、ではなく敢えて、ありがとう、を贈ります。
またどこかでステージに伺って笑って楽しみたいと思っています。
深い心の内にこそある明るさと笑顔を、感じたいから。
崎谷健次郎Blog
http://kenjirosakiya.com/blog/
P.S
Twitterはじめました。つぶやいていませんが........
http://twitter.com/#!/mikiwatanabe3