2014年05月15日
幸せの音
今夜、帰りの駅で声が聴こえた。
「ごちそうさま〜!」
誰かが誰かにそう挨拶していた。
その誰かは、ちょっとごちそうするだけのお金があって、
一生懸命その人が働いてつくったお金でごちそうしたんだなあ
最近、何かを見てそんな事を想うようになりました。
そんな風に世の中のみんなが日々当たり前のように働いて、
どこを見てもみんな働いていて
そこに起きるいろんなことがあって、
なんか愛おしいようで。
とっても。
そして駅の改札を出て少し歩くと、
じっと待っている様子の男の子がいました。
通り過ぎてすぐ、
「おかえり〜〜!」
「あ〜ただいま〜〜」
女の子の声がします。
待ち人はこのかわいい声の主。
何を話しているかわからないけれど、
二人の声のトーンがきらきらあったかくて、可愛くて
角を曲がるとき、彼らの後ろ姿を思わず見ました。
やっぱり愛おしい(笑)
雑踏は好きじゃなくて、たくさんの声が聞こえる場所は耳が疲れます。
でも、今日は世の中に生きる人の心が聴こえる日で
とても幸せでした。
うまく言えないけれど、
世界にある何かと繋がったような、
そんな宇宙の大きな温かい気持です。
皆さまに、何か幸せなことがありますように。
思い出でも、恋人でも、家族でも、ペットでも、
映画でも、なんでもいい。
願ってます。