2013年11月19日

2013年 11/17 ~木内哲也 音楽塾~



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チェリストで名教授の木内哲也さんの公開レッスンを聴講しに行きました。

ひとことで言うと、
行ってよかった。素晴らしいレッスンだった。
音楽は隅々まで全ての自分の魂で、その時代、その作曲者、その言語、
その楽譜、全てで音になる。
自分の内側の様々な感覚を確認しながら聴きました。

全ての曲を、チェロで弾いて教えるのですが、その音の凄いこと!
楽器ってこんな音だったかと思うような音!
素晴らしい楽器をお持ちですが、お弟子さんのチェロを持って弾いても、
やっぱり凄い音が!
あの音色、発音、音の使い分け、側で生で聴いていたら
離れられない心地ですね。
レッスンでは、手首と上腕部、どちらが必要か、人間の身体の創りにあった
論理で、私にはとてもしっくりくる指導でした。
それが、ピアノでも、声でも、同じように教えます。
教えるときに歌うことがありましたが、話す声とは全然違う声楽の声。
あと譜面に書いてあることを、とても大切に読みます。
私にはそれも感動でした。
あとは弓の使い方。
その曲に欲しい音楽にならないなら、むやみに難しい弓はやめて、返してよい、
という指導。
私もそう思うんですよね。
出た音が良ければ、その音で判断するのがいいと思います。
その音楽になるように使えればいいと。


彼の略歴を、、
彼は桐朋音楽大学のチェロ科から、ハンガリーのリスト音楽院へ。
卒業後、ハンガリーの音楽院で数々のお弟子さんたちを
ハンガリーのコンクールに出場させ、たくさんのお弟子さんが入賞しました。
現在、日本在住。
詳しくは一番下のオフィシャルサイトをご覧下さいね。

木内さんとは、20代の頃からの友人です。
パリで、お互いに楽器を持っていて偶然知り合ったのでした。
彼はハンガリー在住で向こうの音楽院で教鞭をとっていて、叔母様の住むパリに
遊びによった後、日本での公演をしに行くところだったのです。

今日、最後のレッスン曲、ブラームスを聴きながら、その魂の奥からの情熱の音楽を
聴きながら、思わず目頭が熱くなりました。
その訳は、彼はいつでも友人でいようと、ときおり連絡をとってくれていました。
そのお陰で繋がったり、また音沙汰がなくなったりしながら今も友人で居てくれる。
ハンガリーを去り、日本に帰国なさったときは、
すでに連絡先がわからなくなっていました。
そしてFaceBookで再会!
私は、ものすごく久しぶりと思って、見つけてくださったことに感動しました。
のですが、
「ブログにコメントしたじゃないか、てっきりわかってると思ったよ。」
木内さんのコメントのニックネームがテストーレでした。
彼だとわかる楽器の名前です。
なのに、私は丁寧な方だわ〜と思ってコメントに返信していました!
もう私のバカバカ(笑)
そ、それならメッセージくださればいいのに〜。
気づかぬ自分の間抜けさもですが、木内さんの大らかさもなかなかです。
みんなにとっても優しくて、みんなに沢山エネルギーを使います。


木内さんに会うといつも、こう聴かれます。
「楽器は元気?」
私はコーニャというイタリアのクレモナの楽器を使っていますが、
彼はいつも楽器のことを気にかけてくれて、まるで友人のように
私の楽器の調子を聴いてくれます。
彼は元気?って言われているような。
まだ同じ彼なの?うまくいってる?
そんな感じかな(笑)

もうひとつ久しぶりに会うといつも言われる言葉があります。
「貴女は僕の8分音符が違うって、出会った頃から言っていたね」
そうなんです。
私のなかで思っていることがあって、木内さんはそれを素晴らしく
再現する方で、全てが。
音の出し方、弓の使い方、その曲ごとに、作曲者ごとに、
言語ごとに。
考えてみれば、木内さんに8分音符の話をするなんて
なんて無謀な!それも20代のころに。
でも、それが繋がりのひとつだったかもしれません。
パリと8分音符の繋がり。
飛行機のなかでいろいろなお話をしてくれたのを、
まるで昨日のことのように映像で思い出します。
ハンガリー語は、うーん、難しくないよってそのとき教えてくれましたが、
感覚にないもので新しい感覚でした。うん。

そうそう。
公開レッスンで興味深いお話が聞けました。

(チェロの先生で)一番怖かったのは、堤先生だね。
彼は、レッスンのときこうして座って(と、ジェスチャー)
「聴かせていただきます」
そういってレッスンするんだよ
一番こわかったなあ

うん。素敵な先生ですね♬


では木内さんが指導している高校の弦楽アンサンブルの演奏をおききください。
一人一人が音楽を楽しんで、
のびのびとソリストのように弾いている姿が感動的です。
ときどき微笑みあって視線を交わし合うメンバーの様子も素晴らしい。
今年2013年の弦楽のためのアンサンブルなどは、驚きの躍動感です。
木内さんは1年に15回程度の指導だそうです。
こんなになるのはすごい。
最近では伝統ができてきたそうです。
音楽になっているというのはこういうことだと思うし、
彼らはとても幸運だったと思います。
きっと一生、この楽しい瞬間をクラシックで味わったことを
忘れないでしょう。
聴く度に胸がいっぱいになります。

こちらはチャイコフスキーの弦楽セレナーデ
最終章

 
こちらは、芥川也寸志の弦楽のための3楽章
今年の演奏です。
 


最後に。
今日まで友人でいられるのは、いつでも優しい貴方のお陰です。
何があっても、何をしても、変わらず大らかに友人でいてくれる。
木内さん、長い間つながっていて下さって、ありがとうございます。
素晴らしい音楽は誰にでも体感できることを、まずは日本に広げていってください。
それは貴方の素晴らしい使命よね。

Eddig, koszonom,Tetsuya.
Is, hogy a kulonboző talk! 
A jovőben, koszonom.
先に言っておきます
(ところで、このハンガリー語はあっているのでしょうか.....)

木内哲也オフィシャルサイト


mikiviolin at 20:32│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote Diary | アーティスト紹介

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